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2016-04-26
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保育、介護の処遇改善 非正規格差、欧州並み縮小

4月27日の静岡新聞での記事です。


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政府が5月に策定する1億総活躍プランの概要が26日、固まった。

人材確保に向け、保育士は月1万2千円程度賃上げするとともに経験や職責に応じた上積 みを2017年度に実施、介護職員の賃金も月1万円程度引き上げる。

雇用では「同一労働同一賃金」を掲げ、非正規労働者の賃金水準を正社員の8割程度に引 き上げて格差を欧州並みに縮小することを目指す。

安倍首相は26日の1億総活躍国民会議で「保育や介護の人材確保は、総合的な対策をまとめる必要がある。競合他産業との賃金差がなくなるよう処遇改善す る」と述べた。政府は経験のある保育士には月計4万〜5万円賃上げになるよう検討する。

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専門職に対しての賃金の低さにはずっと疑問を持っていましたので、当然かなといいながらもありがたい話ですね。

本音を言うと、経験のある介護士にも、もう少し賃上げしていただければとは思うのですが・・・(^-^;


保育士・介護士、どちらも専門職です。

子守と年寄りの世話は誰でも出来ると思われがちな世の中ですが(でしたかな?)、とんでもないことですよね。

どちらも法令遵守のもと、接遇・知識・能力・安全・向上が必要とされ、常に命と向き合っています。

身体労働・知的労働・頭脳労働・感情労働といったフル回転の重労働です。

四六時中、人に携わり危険が伴わないよう神経をすり減らし、成長だったり機能の安定や向上を考え続けたりする仕事は、ただの子守や年寄りの世話なんていうものではありません。


保育士・介護士の数はまだまだ足りませんので、なりたい人が増え、定着ができる環境であってほしいと思います。


心配なのは、一億総活躍社会の実現に向けた工程といっても、税収での処遇改善策ですので、景気によって増減しないことを祈念したいですね。


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